昨日の「オドレら正気か?」終了後、こう書いてきた
者がいた。
「今年の振り返りがテーマだったので仕方がないとは
思いますが、ベルト歌舞伎の話とか、同じことを話さ
れても、個人的には正直つまらなかったです。」
「あと個人的にはただ騒いでるだけの笑いには、何が
面白いのかわかりません。」
「今日の生放送の内容ならば、私は見る必要がないと
正直思いました。」
無礼千万! まるでアンチだ!
考慮しておかねばならないのは、今まで熱心な読者だと
思っていても、何か自分の感情に歪みが生じれば、
あっという間にアンチになるということだ。
わしは読者を大切にするが、一気にアンチになる要素を
秘めている読者もいる。
だから読者に媚びを売らない。
自分が喋りたいように喋り、描きたいように描く。
最後の拠点になる読者は、妻であり、秘書みなぼんだ。
読者が手のひら返しても、編集者が理解者じゃなくな
っても、最後の判断は妻かみなぼんの意見で決める。
いや、それすら無視して自分を貫くこともあった!
だから今日の小林よしのりがいる。
昨日、生放送が終わって、妻とみなぼんが「今日は
面白かったねぇ」と言ったから、「ただ騒いでるだけの
笑い」と言った読者の反応は全く信じない。
七十にして己の欲する所に従って矩を超えず
「ただ騒いでるだけの笑い」と評した読者には、
「もう感想書いてこなくていいよ。生放送も見なくていい」
と返事をした。
わしは優しい。優しすぎるから、この人は本物の読者だ
と思ったら、異常に優しく対応する。
すると何かのきっかけで、突然、手のひら返してアンチに
転向する。
ようするに70歳になっても人を見誤るのだ。
オレオレ詐欺に引っ掛かる老人にも情けをかけねばならない。
人間なんて死ぬまで愚かなんだろう。
(つづく)